厚生労働省 地域雇用活性化推進事業

事業所の魅力向上、事業拡大の取組

IT・AI・IoT・ロボットなどの技術革新とグローバル化の進展の中、厳しい競争が迫っている製造業や小売業の経営上の課題の解消を図り、魅力を高めていくためには企業のIT化は必須との協議会構成員一致の認識のもと、本調査によりニーズの具体的な抽出(深堀り)を行います。
調査方法は、平成29年7月に飯塚市が実施した事業所実態調査をもとに、飯塚商工会議所、飯塚市商工会及び一般社団法人嘉飯桂産業振興協議会との連携のもと、本事業の対象となる会員企業のIT化を中心に、企業の魅力向上に関するニーズ調査を実施します。

地域内製造業の経営上の課題は人材の確保に次いで、販売先の確保・開拓、収益率の低下となっており人手不足が顕在化する中、これらの課題は業務のIT化により克服できるところが多いです。 特に、都市圏近郊の製造業ではインターネット上で自社の技術・商品の提案を積極的に行い、試作や量産につなげている案件が見受けられ、ソリューションサイト(提案型・受注可能な双方向のサ イト)の構築は地域内製造業が「販売先の確保・開拓」等の事業拡大を図る上で必要です。
そこで、製造業を対象に、IT化(ICT・IoTの活用)を進めるための講習会を開催する。HPの開設にとどまらず、製品や技術といった情報の発信力強化を図るため、製品等を提案する「ソリューシ ョンサイト」の必要性を理解するとともに、本社・支社間等の事業所間のデータ連動を容易、かつ効果的に運用する「ブロックチェーン技術」の導入や生産現場でのIoT活用に向けた講習を実施し ます。

小売業が新規顧客の獲得と消費者の囲い込みを行い、売り上げ増加を目指すためには、消費者ニーズに沿った商業環境が必要であり、令和元年10月の消費税増税によりキャッシュレス化は今後の小売業の経営を左右する重要なインフラとなると考えております。
店舗のIT化が進まない場合、飯塚市の商業機能は著しい低下を招くため専門家を招聘し、また成功事例から導入を啓発し、キャッシュレス化を進めていきます。
まず、小売業及びIT企業を対象に、小売業のIT化(ITの活用)を進めるための講習会を開催。HPの開設にとどまらず、キャッシュレス化の導入に向けた講習を実施するとともに、キャッシュレス化の効果として期待されるインバウンド(訪日外国人旅行)をターゲットとした事業拡大に向けた講習会を行います。

少子高齢化と労働力人口の減少が見込まれる飯塚市においては、人材を求める企業があらゆる機会を捉えて多様な求職者を求めていかなければ今後の人材不足を打開することはできません。また、従業員の健康に関する投資を行うことで雇用の継続も図られ、生産性向上も期待できる。求人企業の意識改革と将来への備えを進めるために市内大学の専門知識等を活用し、経営力の強化を図るため本事業を行います。
まず、人材を求める企業を対象に、高齢者(退職者)、離職中の女性を含むフリーランスの積極的な活用と多様な就労環境の提供及び本市が促進する健幸経営に関する講習会、近畿大学産業理工学部経営ビジネス学科との連携によるデジタルマーケティングを中心とした経営力強化に関する講習会を開催します。

小売業者のキャッシュレス化によるビジネスモデルの構築とIT企業の都市圏へのビジネス展開(企業が都市圏に進出するのではなく、都市圏のビジネスを受注するビジネスモデル)を伴走型支援として実施することで、魅力ある雇用が期待できます。また、取り組みを通じて得られた好事例を地域内の業界全体で共有し、横展開する必要があるため本事業を実施します。
まず、協議会が実施する地域雇用活性化推進事業及び今後の雇用創造事業のけん引役となり得る地域内企業を2社選定し、上記①の調査結果を踏まえた上で、キャッシュレス化によるビジネスモデルの構築(小売業)、都市圏へのビジネス展開の可能性(IT企業)についてアドバイス等を行う。
また、取組を通じて得られた好事例をロールモデル(見本)として地域内へ展開し、地域内企業における魅力ある雇用の創出を目指します。